2010-01-01から1年間の記事一覧

今年のクリスマスにはきっと「プラネットライカ」をもう一度プレイしようと思っていたのに、また今年もプレイしないままクリスマスが終わってしまった。セリフやディテールを反駁できるほどやりこんだから、わざわざこの季節になって思い出さなくても構わな…

悪意のない、夏の嵐のような残酷さのあるものがたりが書きたいと思う、嵐とはわかりあえなくても誰もそのひとを責めることはない。

不調だ。 昨日あまりに眠れず、眠れてもすぐに起きてしまうことに苛々して、久しぶりに睡眠薬を飲んだ。前にその薬を飲んだときはいわゆる健忘を起こしてしまったので避けていたのだが、昨日はそういったこともなく無事に夜を過ごした。子供のころから昼間の…

ただただ祈る、それだけで何かが誰かに届くとは思わないけれど、それでもそうやって遠くから眺めることしかできないものごとというものがある。 干渉ができる(かもしれない)くせに祈るポーズを取っているだけなら、連絡のひとつもしてみろと思うのだが、そ…

五月に、僕は執着心があまりないという話を書いたけれども、彼女もまた独特な執着心を持っていると僕は考える。 彼女はなにかに集中すると周りがまったく見えなくなる。僕がいくらもうやめろと止めても満足するまで、それが終わるまで止めないし、どうしても…

気がつけばカレンダーのすぐ向こうに、一年の半分を示す月が見える。六月の到来はいつでも早い。僕は学生時代には必ず六月に調子を崩していた。崩したまま次の四月まで持ち越すような年もあった。四月は、本来僕は嫌いではない時季だが、気持ちが崩れている…

これが自分の役割だ、なんて思ってなにかをしているひとはいない。僕はこの役割をやめたい。とりあえず「私なんか」という言葉を枕詞にして僕になにかを持ち込むひとを突き返したい。

ほんとうのことを言うと嫌がるひと、というのがいる。いや、ひとには、指摘されたくないほんとうの部分がある、というべきかもしれない。 ひとの心をとらえるためのひとつの簡単な方法がある、それはその相手の「指摘されたくないほんとうのこと」に触れるこ…

「耳刈ネルリ御入学万歳万歳万々歳」という奇妙な題名のライトノベルがあるのだと知ったのは、いつのことだったのか、覚えていない。 最初にその本のレビューを見かけたときは書影さえも知らなかった。ネルリという耳刈り部族(と、思ったのだ、最初は)と「…